両足院
りょうそくいん
両足院は、建仁寺境内の東に位置する塔頭寺院で、西来院と開山堂の間にあります。文林寿郁(ぶんりん じゅいく)が、師である建仁寺第35世・龍山徳見(りゅうざん とくけん)を開基として創建しました。境内には、通称「半夏生の庭園」と呼ばれる池泉回遊式庭園があり、初夏には半夏生(三白草)が美しく花を咲かせ、特別拝観が行われることから「半夏生の寺」とも称されています。また、龍山徳見の弟子であった林浄因(りんじょういん)が元から日本に饅頭の製法を伝えたことにより、「饅頭始祖の寺」としても知られています。