六角堂は、正式名称を頂法寺(ちょうほうじ)という天台系の単立寺院です。本堂が六角宝形造(ろっかくほうぎょうづくり)をしていることから六角堂と呼ばれ、寺の前の通り名にもなっています。また、京都の中心に位置していることから「京都のへそ」とも呼ばれています。六角堂縁起によれば、聖徳太子が建立したとされています。西国三十三所観音霊場の第18番札所になっています。室町時代以降多くのいけ花の名手を輩出し、代々池坊(華道家元・池坊)の家元が住職を務めています。