上賀茂神社は、正式には賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)と呼ばれます。上賀茂神社を上社、下鴨神社を下社として、両社を総称して賀茂社と呼びます。平安遷都の際、桓武天皇が行幸して以来、王城鎮護の神として崇められています。
下鴨神社は、正式名称を賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)といいます。上賀茂神社を上社、下鴨神社を下社として、両社を総称して賀茂社と呼びます。京都で最も古い神社の一つであり、毎年5月15日に行われる葵祭は、京都の三大祭の一つとして有名です。
清水寺は北法相宗の大本山です。舞台造り(懸崖造り)の本堂は「清水の舞台」として広く知られ、通年を通じて多くの観光客が訪れます。さらに、音羽の滝から流れる三筋の水も有名です。
金閣寺は、正式には鹿苑寺(ろくおんじ)という寺院で、相国寺の塔頭寺院です。北山文化の象徴的存在であり、室町幕府第三代将軍足利義満が営んだ山荘・北山殿を禅寺に改めたものです。
銀閣寺として知られる慈照寺は、相国寺の塔頭寺院であり、東山文化の象徴的存在です。室町幕府第八代将軍足利義政が建てた東山山荘「東山殿」を禅寺に改めたものです。
高山寺は、鎌倉時代の僧侶・明恵(高弁)によって開かれた古刹で、古くから紅葉の名所として知られています。国宝である「鳥獣人物戯画」をはじめ、多くの貴重な寺宝を所蔵しています。
仁和寺は真言宗御室派の総本山で、宇多天皇(うだてんのう)が父・光格天皇(こうかくてんのう)の遺志を継いで創建しました。寺名は創建時の元号「仁和」に由来します。境内には遅咲きの桜「御室桜」と呼ばれる里桜があり、桜の名所として広く知られています。また、1994年(平成6年)には世界文化遺産に登録されました。
1450年(宝徳2年)に細川勝元により建立された龍安寺は、「虎の子渡しの庭」「七五三の庭」などとして知られる方丈庭園があり、国の特別史跡及び特別名勝に指定されています。