阿弥陀寺は、浄土宗の寺院で、生誉清玉(せいよ せいぎょく)によって創建されました。1582年(天正10年)の本能寺の変で織田信長が自刃した後、清玉が信長の遺灰を集め、ここに埋葬したと伝えられ、織田家の菩提寺として知られています。江戸時代には、浄土四十八願寺の第16番にも数えられています。
喫茶ゾウは、京都御所近くにある喫茶店です。愛知県西尾市にある「ぞうめし屋」が手がける3店舗目のお店で、看板メニューのクリームソーダやカスタードプリンには、愛らしいゾウのクッキーを添えることができ、多くの来店客に親しまれています。また、味噌を使用したたまごサンドも人気の一品で、その独特の味わいが評判を呼んでいます。
光照院は、常盤御所(ときわのごしょ)とも称される浄土宗の尼門跡寺院です。1356年(延文元年)、後伏見天皇の皇女・進子内親王によって、室町一条北の地に創建されました。
護王神社は、もともと「護法善神(ごほうぜんじん)」と称され、神護寺の境内に祀られていました。その後、明治天皇の勅命により、御所の守護神として1886年(明治19年)に現在の地へと遷座されました。
コーヒーハウス マキは、出町柳の桝形商店街のすぐ近くに佇む、1966年創業の老舗喫茶店です。店内にはどこか懐かしい昭和の面影が漂い、落ち着いた雰囲気の中でゆったりとした時間を過ごすことができます。
幸神社は「こうじんじゃ」とも呼ばれ、古くから道祖神を祀る神社として信仰されています。道祖神は塞神(さえのかみ)とも称され、外から訪れる疫神や怨霊を守り防ぐ神とされてきました。この「さえ」の神が「さい」の神へと転じ、「幸」の字が当てられるようになったと伝えられています。
三時知恩寺(さんじちおんじ)は、北朝の後光厳天皇(ごこうごんてんのう)の皇女・見子内親王(けんしないしんのう)が、北朝の崇光天皇(すこうてんのう)の旧御所であった入江殿(いりえどの)を寺院に改めて創建したことに始まります。
静香は、1937年(昭和12年)に創業した西陣にある喫茶店です。もとは芸妓であった“静香”さん(源氏名)が、自らの名前を店名にして開業しました。
大聖寺(だいしょうじ)は、臨済宗の単立寺院で、京都尼五山のひとつに数えられる名刹です。皇室とのゆかりが深く、正親町天皇の皇女が入寺して以降、尼寺の筆頭寺院として栄えました。
たわらやは、1747年(延享4年)に創業した老舗のうどん店です。戦時中に一時休業を余儀なくされましたが、約40年の時を経て再び暖簾を掲げました。麺の太さが指ほどもある「名物たわらやうどん」は、「一本うどん」とも呼ばれ、多くの人々に親しまれています。
出町ふたばは、1899年(明治32年)創業の老舗和菓子店で、行列のできる店として知られています。代表銘菓「名代豆餅(なだいまめもち)」が特に人気です。
梨木神社は、萩の名所として知られ、「萩の宮」とも呼ばれています。維新の功労者である三条実万(さんじょう さねつむ)と三条実美(さんじょう さねとみ)の父子を祀る神社です。社名は、三条家の旧宅があった梨木町に由来しています。境内には、京都三名水の一つ「染井の水」が湧いており、この名水を使った茶会も催されています。また、上田秋成や湯川秀樹の歌碑も建立されています。
宝鏡寺は「人形寺」の名でも親しまれる、臨済宗の尼門跡寺院です。光格天皇ご愛用の品をはじめ、多くの貴重な人形を収蔵していることで知られています。