阿弥陀寺は、浄土宗の寺院で、生誉清玉(せいよ せいぎょく)によって創建されました。1582年(天正10年)の本能寺の変で織田信長が自刃した後、清玉が信長の遺灰を集め、ここに埋葬したと伝えられ、織田家の菩提寺として知られています。江戸時代には、浄土四十八願寺の第16番にも数えられています。
幸神社は「こうじんじゃ」とも呼ばれ、古くから道祖神を祀る神社として信仰されています。道祖神は塞神(さえのかみ)とも称され、外から訪れる疫神や怨霊を守り防ぐ神とされてきました。この「さえ」の神が「さい」の神へと転じ、「幸」の字が当てられるようになったと伝えられています。
静香は、1937年(昭和12年)に創業した西陣にある喫茶店です。もとは芸妓であった“静香”さん(源氏名)が、自らの名前を店名にして開業しました。
出町ふたばは、1899年(明治32年)創業の老舗和菓子店で、行列のできる店として知られています。代表銘菓「名代豆餅(なだいまめもち)」が特に人気です。
梨木神社は、萩の名所として知られ、「萩の宮」とも呼ばれています。維新の功労者である三条実万(さんじょう さねつむ)と三条実美(さんじょう さねとみ)の父子を祀る神社です。社名は、三条家の旧宅があった梨木町に由来しています。境内には、京都三名水の一つ「染井の水」が湧いており、この名水を使った茶会も催されています。また、上田秋成や湯川秀樹の歌碑も建立されています。