葵祭の前儀として行われる神事です。葵祭の日に仕える斎王代が下鴨神社境内のみたらし池で水に手を浸し、身を清める(穢れを祓う)御禊(みそぎ)を行います。この神事は1年ごとに上賀茂神社と下鴨神社で交互で行なわれています。
葵祭は、正式には賀茂祭という上賀茂神社(賀茂別雷神社)と下鴨神社(賀茂御祖神社)の例祭です。以前は宮中の儀、路頭の儀、社頭の儀の三つの儀式からなっていましたが、現在は宮中の儀は行われていません。総勢500名以上で、かつての王朝絵巻のような行列を再現し、京都御所から下鴨神社へ向かい、その後、上賀茂神社に至ります。