京都の観光旅行ガイド
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西来院

せいらいいん

西来院は建仁寺境内の北東に位置する塔頭寺院です。建仁寺11世の蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)が住したことから通称「蘭渓道隆の寺」とも呼ばれました。通常非公開ですが、近年、玄関前庭園や本堂の枯山水庭園が改修され、「九華青蓮」と「峨眉乗雲」という新たな風情が加わりました。

正式名称西来院(せいらいいん)
山号-
宗派臨済宗建仁寺派
所在地〒605-0811京都府京都市東山区小松町563-18
問い合わせFAX:075-277-1118
参拝時間午前10:00~午後5:00(8/10-8/31は午前11:00~午後5:00)
拝観時期特別公開時
参拝料金一般500円 中高生300円 小学生以下無料(保護者同伴)
見学時間の目安約15分
参拝順路特に決められていません
アクセス京都市バス「東山安井」、「南座前」、「祇園」、「清水道」下車(100・206系統)
京阪電車「祇園四条駅」下車 徒歩12分
駐車場建仁寺境内北門の近く
駐車場料金乗用車250円(30分)
ご利益-
地図

西来院の見どころ

西来院では、改修された玄関前庭園の「九華青蓮(きゅうかしょうれん)」と本堂前庭園の「峨眉乗雲(がびじょうううん)」が注目の見どころです。普段は非公開のこの寺院ですが、2028年に迎える蘭渓道隆750年遠忌を記念して、特別拝観が行われています。この機会にぜひ訪れてみてください。

山門
さんもん

九華青蓮
きゅうかしょうれん

玄関前庭園です。近年、改修されました。

庫裏
くり

天地
てんち

中庭です。彫刻家の樂雅臣氏が手掛けた正円の黒い石器「円宗」が配置されています。

峨眉乗雲
がびじょうううん

中国峨眉山の巨石を配した枯山水庭園です。中根庭園研究所、中根行宏氏、直紀氏によって作庭されました。

本堂
ほんどう

本尊の地蔵菩薩が安置されています。

白龍図

本堂の天井に描かれた天井画です。中国のビジュアルアーティスト陳漫(Chen Man、チェン マン)氏による作品です。

西来院の歴史年表

1394-1427年
(応永年間)
蘭渓道隆により創建された。同年間中、道隆4世法孫の大宗が清本院を再建し西来院と号を改めた。
1467-1555年
(応仁年間-天文年間)
応仁~天文年間に類焼する。
1596-1615年
(慶長年間)
再建される。
1677年
(延宝5年)
本堂が再建される。
1872年
(明治5年)
普光院が合併される。
2024年
(令和6年)
3月23日~7月31日の期間限定で境内にブルーボトル コーヒートラックが出店。

西来院の年間行事

西来院の周辺情報

参考

西来院公式ウェブサイト、京都・山城 寺院神社大辞典