京都の観光旅行ガイド
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半木神社

なからぎじんじゃ

半木神社(なからぎじんじゃ)は、京都府立植物園の北西部にある半木(なからぎ)の森に位置する神社です。上賀茂神社の境外末社で、殖産興業や植物園の守護神として祀られています。神社名の由来には二つの説があります。一つは、もともと西賀茂の浮田の森にあった三つの神社のうち一つが、賀茂川の洪水によってこの地に流れ着いたことから、「流木神社(ながれぎじんじゃ)」と呼ばれるようになったという説です。もう一つは、この場所が上賀茂神社と下鴨神社の中間に位置するため、「中賀茂」や「半木」と呼ばれるようになったという説です。


また、京都府立植物園があるこの地域は、古くは賀茂族が開拓した場所で、奈良時代には「錦織の里」として知られていました。ここでは養蚕や製糸の産業が盛んに行われ、京都の絹織物業の発祥地としても名高い地域です。

正式名称半木神社(なからぎじんじゃ)、または流木神社(ながれぎじんじゃ)
祭神天太玉命(あめのふとたまのみこと)
所在地〒606-0823 京都府京都市左京区下鴨半木町96
問い合わせ-
開閉門時間​京都府立植物園開園時間9:00~17:00(入園は16:00まで)
拝観時期一年中
参拝料金​京都府立植物園入園料・観覧温室入室料一般200円 / 高校生150円
見学時間の目安約5分
参拝順路特になし
アクセス京都市バス「植物園前」(1、204、205、206、北8系統)下車徒歩5分
​京都市営地下鉄「北山駅」下車3番出口すぐ、京都市営地下鉄「北大路駅」下車3番出口徒歩約10分
駐車場京都府立植物園併設の駐車場(最大150台)
駐車場料金乗用車300円/1時間以内
バス2,550円
駐輪無料
ご利益-
地図

半木神社の見どころ

半木神社は、京都府立植物園の北西部にある「半木の森」の中に位置し、約5,500㎡の広がる静かな自然の中で心を落ち着けることができる神社です。この森には四季折々の植物が咲き誇り、自然散策や写真撮影にぴったりのスポットとなっています。神社は植物園の敷地内にあり、併せて植物園を訪れることで、様々な植物や花々を鑑賞したり、温室や庭園を楽しむことができます。また、半木神社は京都市の中心部にありながら、都会の喧騒から離れた静かな環境が魅力です。アクセスも良く、京都市バスや地下鉄を利用すれば簡単に訪れることができるため、観光の合間に立ち寄るには最適の場所です。

鳥居
とりい

本殿
ほんでん

創建の年代は不詳ですが、現在の社殿は1920年(大正9年)に造替されたものです。

本殿②
ほんでん②

半木の森
なからぎのもり

半木の森は、約5,500㎡の広さがあります。

半木神社の歴史年表

-
創建時期は不詳。
1018年
(寛仁2年)
11月25日、朝廷より錦部郷の名で社領が寄進され、賀茂氏と秦氏が四国阿波の国から天太玉命を勧請し、祀る。
1920年
(大正9年)
6月25日に本殿造替
戦後
上賀茂神社境内に遷座する。
1959年
(昭和34年)
再びこの地に鎮座し、現在に至る。
1991年
(平成3年)
屋根を銅板葺に造替。

半木神社の年間行事

4月20日:例祭

11月20日:例祭

半木神社の周辺情報

京都市営地下鉄「北山駅」まで徒歩8分

上賀茂神社まで徒歩25分

下鴨神社まで徒歩25分

加茂みたらし茶屋まで徒歩25分

神馬堂まで徒歩27分

大田神社まで徒歩28分

参考

上賀茂神社公式ウェブサイト、上賀茂神社へのいざない、上賀茂神社(学生社)、京都大辞典