京都の観光旅行ガイド
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河合神社

かわいじんじゃ

河合神社は糺の森の南端に位置する下鴨神社の摂社で、正式名称を鴨河合坐小社宅神社(かものかわあいにいますおこそやけのじんじゃ)といいます。名前は、賀茂川と高野川が合流する場所に祀られていることに由来しています。女性の守護神として信仰を集めており、手鏡型の絵馬「鏡絵馬」が授与されています。絵馬には自身の顔を描いて奉納し、美と願いを託します。また、三大随筆家の一人である鴨長明ゆかりの地でもあります。


かつては「只洲社(ただすのやしろ)」とも記され、河合社と書いて「ただすのやしろ」と読むのが慣例でした。また、「糺の宮」とも呼ばれていました。

正式名称鴨河合坐小社宅神社(かものかわあいにいますおこそやけのじんじゃ)、小社宅神社(こそべじんじゃ)
祭神玉依媛命(たまよりひめのみこと)
所在地〒606-0807 京都府京都市左京区下鴨泉川町59 下鴨神社境内
問い合わせ075-781-0010
開閉門時間午前6:30~午後5:00(神事等により変更の場合有り)
拝観時期一年中
参拝料金-
見学時間の目安約10分
参拝順路特になし
アクセス京都市バス「下鴨神社前」、「糺ノ森前」下車(4・205系統)
駐車場 24時間営業無休 収容台数150台(下鴨神社西駐車場)
駐車場料金・30分毎¥200(正月・みたらし祭・五山の送り火 等)1時間¥600以降30分毎¥200
ご利益安産、育児、縁結び
地図

河合神社の見どころ

河合神社の見どころは、鏡を模したユニークな「鏡絵馬」です。この絵馬は、表に自分の顔を描き、裏に願い事を書いて奉納します。特に「美しくなりたい」という願いを込めた参拝者が多く、女性たちに大変人気があります。また、境内は静かで落ち着いた雰囲気なので、心を落ち着けるのに適した場所です。

神門
しんもん

四脚門。

拝殿
はいでん

幣殿
へいでん

御白石
おしらいし

手で石に触れてから顔を撫でると美人になれるといわれています。

貴布禰神社
きふねじんじゃ

祭神として水の神である高龗神(たかおかのかみ)を祀っています。

任部社
とうべのやしろ

古くは「専女社(とうめのやしろ)」と呼ばれており、「専女」は「稲女」とも書かれ、食物を司る神々が祀られていたことを示しています。主祭神として八咫烏命(やたがらすのみこと)が祀られており、これは河合神社創建当初からのものです。その後、小烏社と合祀されました。1931年(昭和6年)に日本サッカー協会のシンボルマークに八咫烏が採用されて以来、サッカー必勝の守護神としても知られています。

六社
むつのやしろ

北方より、諏訪社(すはしゃ)、衢社(みちしゃ)、稲荷社、竈神(かまどのかみ)、印社(いんしゃ)、由木社(ゆうきしゃ)が祀られています。いずれも衣食住の守護神です。もともとは河合神社に別々に祀られていましたが、江戸時代の式年遷宮の際に一つの社殿にまとめられました。

鏡絵馬
かがみえま

手鏡の形をした絵馬に、普段使っている化粧品やクレヨンで理想の顔を描き、裏側に願い事を書き込みます。外見だけでなく内面も磨き、美しくなることを願う絵馬です。

河合神社休憩所
かわいじんじゃきゅうけいじょ

手鏡絵馬など河合神社にちなんだお守りやグッズが購入できます。また、かりん美人水もいただくことができます。

河合神社の歴史年表

-
創建時期は不明。
858年
天安2年
従五位下を授かる
859年
貞観元年
従五位上を授かる
1112年
天永3年
回廊等が燃えた。
1396年
(応永3年)
神殿、鳥居が炎上。
1675年
(延宝3年)
火事により類焼。
1679年
(延宝7年)
再建される。

河合神社の年間行事

11月15日:例祭(河合社祭)

河合神社の周辺情報

加茂みたらし茶屋まで徒歩3分

参考

下鴨神社公式ウェブサイト、京都大辞典、京都・山城 寺院神社大辞典、下鴨神社と糺の森