智積院 青葉まつり
ちしゃくいん あおばまつり
智積院の青葉まつりは、毎年6月15日に行われる、弘法大師空海(こうぼうだいしくうかい)と、中興の祖である興教大師覚鑁(こうぎょうだいしかくばん)の誕生日を祝う行事です。
6月は緑が美しい季節ということから「青葉まつり」と名付けられました。金堂での法要の後、柴燈護摩道場で柴燈大護摩供法要が執り行われます。
この日には、さまざまな催し物が開かれます。名勝庭園や国宝障壁画、講堂襖絵などの無料拝観に加え、智積院の5つのお堂を巡る「諸堂めぐり(ご朱印集め)」も実施されます。金堂(大日如来)、明王院(不動明王)、講堂(阿弥陀如来)、大師堂(弘法大師)、蜜厳堂(興教大師)の5つのお堂を巡り、本尊との縁を結び、全て巡り終えると「身代わり札」が頂けます。
空海の誕生日は正確にはわかっていませんが、774年(宝亀5年)6月15日とされています。覚鑁の誕生日は1095年6月17日です。
正式名称 | 青葉まつり |
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日時 | 6月15日 10:00~ |
場所 | 〒605-0951 京都府京都市東山区東瓦町964 |
拝観 | 無料 |
問い合わせ | 075-541-5361 |
地図 | |
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智積院 青葉まつりの見どころ
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山伏
やまぶし
10時になると、僧侶たちが隊列を組み、本坊大玄関から金堂までお練り行列を行います。行列の先頭は山伏が務め、法螺貝を吹きながら進みます。続いて僧侶、献花行列、最後に化主(けしゅ)の順で進んでいきます。
化主
けしゅ
智積院では、住職のことを「化主(けしゅ)」または「能化(のうけ)」と呼びます。その化主が輿に乗り、金堂へ向かう光景は、荘厳な雰囲気に包まれています。
柴燈大護摩供法要
さいとうごまくほうよう
金堂での法要の後、11時頃から、金堂前に設けられた柴燈護摩道場で「柴燈大護摩供法要」が執り行われます。柴燈大護摩供とは、大規模な護摩加持祈祷のことです。理源大師聖宝(りげんだいししょうぼう)が始めたとされ、井桁に組まれた護摩壇に火を点け、願い事が書かれた護摩木を燃やしながら祈ります。
諸堂めぐりのご朱印と身代わり札
しょどうめぐりのごしゅいんとみがわりふだ
金堂(大日如来)、明王院(不動明王)、講堂(阿弥陀如来)、大師堂(弘法大師)、密厳堂(興教大師)の5つのお堂を巡って本尊とのご縁を結び、全て巡り終えると「身代わり札」を頂けます。
紫陽花
あじさい
青葉まつりの時期になると、境内の学侶墓地の前では紫陽花が見頃を迎え、美しい彩りを添えます。
智積院の周辺情報
三十三間堂まで徒歩5分
京都国立博物館まで徒歩5分
新熊野神社まで徒歩6分
豊国神社まで徒歩10分
方広寺まで徒歩10分
東福寺まで徒歩17分
清水寺まで徒歩19分
泉涌寺まで徒歩20分