かぼちゃ供養
かぼちゃくよう

矢田寺の「かぼちゃ供養」は、毎年12月23日に執り行われる年中行事です。その起源は、大きく育ちすぎて行き場を失ったかぼちゃを寺が引き取ったことに始まると伝えられています。古来より、冬至の日に南瓜(かぼちゃ)を食べると中風除けになると信じられており、この日、参拝者は本堂前に供えられた大きなかぼちゃを静かに撫でながら、一年の無病息災を祈願します。
当日は志納金を納めることで、かぼちゃ供養特別法話会に参加できるほか、持ち帰り用の「かぼちゃ」や「満米(まんまい)さんの福箱」が授与されます。かつては、かぼちゃの無料接待も行われていましたが、2019年をもって終了し、現在は2023年から始まった持ち帰り用かぼちゃの授与が続けられています。
| 正式名称 | かぼちゃ供養 |
|---|---|
| 日時 | 12月23日 10:00 |
| 場所 | 矢田寺:〒604-8081 京都府京都市中京区寺町通三条上る天性寺前町523 |
| 観覧 | 無料 |
| 問い合わせ | - |
| 地図 | |
|---|---|
かぼちゃ供養の見どころ
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かぼちゃ供養
かぼちゃくよう
午前10時頃になると、巨大なかぼちゃが奉納された本堂前にて、厳かにかぼちゃ供養が始まります。

撫でかぼちゃ
なでかぼちゃ
参拝者は奉納された巨大なかぼちゃを静かに撫でながら、一年の無病息災を祈願します。

持ち帰り用のかぼちゃ
もちかえりようのかぼちゃ
甘辛く炊き上げられた持ち帰り用のかぼちゃは、1パック500円で授与されています。

満米さんの福箱
まんまいさんのふくばこ
矢田地蔵縁起絵巻によれば、開山・満慶(まんけい)は小野篁の推挙により閻魔庁を訪れ、閻魔王に菩薩戒を授けたと伝えられています。その折、礼として尽きることのない米の小箱を授かり、これにちなみ「満米(まんまい)」と称されるようになりました。この小箱は、食や大切なものが絶えることなく満ち、福を招くお守りとされ、矢田寺せんべい付きで1体2,000円にて授与されています。
参考
満米さんの福箱の縁起書、京の祭と行事365日
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