東林院 梵燈のあかりに親しむ会

とうりんいん ぼんとうのあかりにしたしむかい

東林院 梵燈のあかりに親しむ会

通通常は非公開のお寺である東林院では、毎年10月に夜間拝観が行われます。この行事は、1999年(平成11年)に本堂の屋根を改修した際、古い瓦の上にろうそくの火を灯したことが始まりとされています。

拝観の夜には、枯山水の庭園が無数のろうそくの炎に照らされ、境内は幽玄な光に包まれます。また、毎年、禅の教えを表す「禅語」から三~五文字を選び、ろうそくや行灯でその言葉を形づくる趣向も見どころのひとつです。

「梵燈(ぼんとう)」という名は、筒状の瓦を用いた灯明にちなみ、煩悩を消し去るとされる梵鐘(ぼんしょう)に由来しています。

過去の主なテーマ
・2011年(平成23年):生死事大(しょうじじだい)
・2012年(平成24年):名月清風(めいげつせいふう)
・2013年(平成25年):月知天下秋(つきはてんかのあきをしる)
・2014年(平成26年):秋月照山峰(しゅうげつさんぽうをてらす)
・2015年(平成27年):秋山風月清(しゅうざんふうげつきよし)
・2016年(平成28年):秋風一味涼(しゅうふういちみりょう)
・2017年(平成29年):雲収明月出 (くもおさまりてめいげついづ)
・2018年(平成30年):松風一味禅(しょうふういちみのぜん)
・2019年(令和元年):〇△□(まるさんかくしかく)
・2020年(令和2年):無事是好日(ぶじこれこうじつ)
・2021年(令和3年):雲収明月出(くもおさまりてめいげついづ)
・2022年(令和4年):今日亦無事(こんにちもまたぶじ)
・2023年(令和5年):万里清風秋(ばんりせいふうのあき)
・2024年(令和6年):明月照松間(めいげつしょうかんをてらす)
・2025年(令和7年):松老雲自閑(まつおいてくもおのずからしずか)

正式名称梵燈のあかりに親しむ会
日時2025年10月17日~26日 18時~21時(受け付けは20時30分まで)
場所〒616-8035 京都府京都市右京区花園妙心寺町59
観覧700円
問い合わせ075-463-1334
地図

東林院 梵燈のあかりに親しむ会の見どころ


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東林院の山門
東林院の山門
とうりんいんのさんもん

夜の東林院の山門には提灯が掛けられ、やわらかな灯りがともっています。

秋風一味涼
秋風一味涼
しゅうふういちみりょう

2016年(平成28年)には、禅の教えを表す「禅語」の中から「秋風一味涼(しゅうふういちみりょう)」が選ばれ、暗闇の中にろうそくや行灯の光で美しく表現されました。

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