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下鴨神社 夏越神事(矢取り神事)

しもがもじんじゃ なごししんじ(やとりしんじ)

立秋の前日にあたる8月6日に行われ、今年一年の厄を払い、無病息災を願います。別名「矢取り神事(やとりしんじ)」ともいわれます。矢に見立てられた斎串(いくし)を、裸男(はだかおとこ)と呼ばれる男たちが境内の御手洗池で取り合います。矢取神事は、日本神話に由来しており、下鴨神社の祭神である玉依姫命が、奈良(楢)の小川から流れてきた丹塗矢(にぬりや)を持ち帰り、後に上賀茂神社の祭神・賀茂別雷神を解任したという伝承に基づいています。


18時半から本殿にて神事が行われ、19時過ぎに御手洗池で矢取神事が行われます。

正式名称夏越神事
日時8月6日 18:30~
場所下鴨神社 〒606-0807 京都府京都市左京区下鴨泉川町59
問い合わせ075-781-0010
地図

下鴨神社 夏越神事(矢取り神事)の見どころ

斎串
いくし

御手洗池の中央には円形に配置された50本の斎串が立てられ、古来より斎串を手に入れた者には開運厄除けや延命長寿のご利益があるとされています。

井上社(御手洗社)
いのうえしゃ(みたらししゃ)

18時半から本殿にて神事が行われ、19時過ぎに井上社で神事が行われます。

裸男
はだかおとこ

裸男と呼ばれる男たちが境内の御手洗池の両岸に別れて並びます。

矢取り神事
やとりしんじ

神職の「始め」の合図とともに、一斉に斎串を取り合います。同時に、池の四方から約2万枚の人形(ひとがた)が撒かれます。人形は参拝者が半年分の穢れを移したものです。

茅の輪くぐり
ちのわくぐり

楼門前に設置された茅の輪を神職や裸男たちがくぐり、半年分の穢れを祓います。

矢取り斎串
やとりいくし

神事で使用される斎串を模して作られたもので、災厄を除き、幸福を招くお守りです。

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