京都の観光旅行ガイド
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久我神社

くがじんじゃ

久我神社は上賀茂神社の第八摂社で、かつて大宮の森と呼ばれた地に建てられています。古くは氏神社(うじがみしゃ)や大宮と称されており、そのため神社の前を通る道は大宮通と呼ばれています。久我神社は航空安全の守護神として信仰されています。


祭神の賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)は、賀茂県主族の祖神であったため、賀茂族の氏神社と呼ばれました。付近に墳墓があったとされ、この地に鎮座したと伝えられています。賀茂建角身命は神武天皇の国内平定の際に八咫烏として先導を務めたという伝承があり、そのことから交通や航空安全の守護神として広く信仰されています。

正式名称久我神社(くがじんじゃ)
祭神賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)
所在地〒603-8412 京都府京都市北区紫竹下竹殿町
問い合わせ075-491-6800
開閉門時間-
拝観時期一年中
参拝料金-
見学時間の目安約10分
参拝順路特になし
アクセス京都市バス「下岸町」(9、37、特37、46、67系統)下車徒歩7分、京都市バス「下緑町」(北1、北8系統)下車徒歩4分
駐車場あり(1~2台程度)
駐車場料金-
ご利益交通、航空安全
地図

久我神社の見どころ

久我神社の見どころは、拝殿です。久我神社の中でも特に珍しい建築様式を持ち、切妻流造で左右に両袖が付属しています。一般的な神社建築とは異なり、妻側を正面にするという独特な構造になっているのが特徴です。

西鳥居
にしとりい

創建年代は不詳で、現在の鳥居の建立年月も分かっていません。

東鳥居
ひがしとりい

1940年(昭和15年)10月1日に新築されました。

拝殿
はいでん

切妻流造で、左右に両袖が付属しています。妻側を正面にするという珍しい造りです。創建年代は不詳ですが、現在の建物は1628年(寛永5年)に建てられたもので、両袖は1937年(昭和12年)に増築されました。

本殿
ほんでん

創建年代は不詳で、一間社流造です。現在の建物は1628年(寛永5年)に建てられたものです。

ケヤキの切り株
けやきのきりかぶ

かつてこの辺りが「大宮の森」と呼ばれていた頃の面影を残す、樹齢600年の巨樹です。

久我神社の歴史年表

-
創建時期は不詳。
859年
(貞観元年)
1月27日、清和天皇により、従五位下の神階を授けられる。
1872年
(明治5年)
鎌倉時代以降、氏神社と称してきた社名を久我神社に改める。
1987年
(昭和62年)
5月1日、「久我神社境内」として京都市指定史跡に指定された。

久我神社の年間行事

4月1日:例祭

9月1日:八朔祭

11月1日:例祭

11月3日:神幸祭

久我神社の周辺情報

参考

上賀茂神社公式ウェブサイト、上賀茂神社へのいざない、上賀茂神社(学生社)、京都・山城 寺院神社大辞典