大福梅授与
おおふくうめじゅよ

北野天満宮の大福梅は、毎年12月13日の「事始め」から授与される、正月を迎えるための縁起物です。元日の朝には、祝膳に添えられる初茶としていただき、一年の無病息災や長寿幸福を祈願する習わしが今も受け継がれています。
その始まりは平安時代にさかのぼります。村上天皇が病を患われた際、梅を用いたお茶を召し上がったところ、ほどなく快方に向かわれたと伝えられています。これをきっかけに、このお茶は「王服(おうぶく)」と呼ばれるようになり、元日には天皇が召し上がる恒例行事として定着しました。やがてこの風習は人々の間にも広まり、一年の災いを退け、健康と幸せを願って大福梅をいただくようになったといわれています。
| 正式名称 | 大福梅授与 |
|---|---|
| 日時 | 12月13日から(無くなり次第終了) |
| 場所 | 北野天満宮:〒602-8386 京都府京都市上京区馬喰町 |
| 大福梅(約6粒入) | 700円 |
| 問い合わせ | 075-461-0005 |
| 地図 | |
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大福梅授与の見どころ
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大福梅
おおふくうめ
1袋に6粒が納められ、価格は700円です。毎年12月13日の「事始め」から授与が始まります。

事始めセット
ことはじめせっと
大福梅をはじめ、守護縄、屠蘇(とそ)、祝箸、清め塩を一式にまとめた、家族向けの縁起セットです。価格は3,000円となっています。

土用干し
どようぼし
梅は7月中旬から8月下旬にかけて、塩漬けにしていた樽から取り出され、夏の陽射しのもとで天日干しにされます。およそ4週間かけて丁寧に干し上げたのち、再び塩をまぶして樽に納め、11月下旬まで静かに貯蔵されます。
参考
北野天満宮公式ウェブサイト、京都大辞典
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