上賀茂神社の桜

かみがもじんじゃのさくら

上賀茂神社の桜

上賀茂神社の桜の見頃は、例年3月下旬から4月中旬頃です。境内には、「斎王桜(さいおうざくら)」をはじめ、「御所桜(ごしょざくら)」「風流桜(ふりゅうざくら)」「御阿礼桜(みあれざくら)」など、名高い桜の木々が点在しています。さらに、「馬出しの桜」や「むちうちの桜」といった、名の由来にも趣を感じさせる桜もあり、それぞれに異なる時期に花を咲かせるため、訪れる時期によってさまざまな桜の姿を楽しむことができます。

正式名称賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)
所在地〒603-8047 京都府京都市北区上賀茂本山339
問い合わせ075-781-0011
参拝時間午前5:30~午後5:00(神事等により変更の場合有り)
桜の見頃3月下旬~4月中旬
参拝料金無料
アクセス京都市バス「上賀茂神社前」下車(4・46系統)、「上賀茂御園橋」下車(9・37系統)、「御園口町」下車(北3系統)
駐車場通常 午前6:00~午後10時(出庫は24時間可能)
繁忙日 入庫時間:午前9:00~午後4:00 出庫時間 午後5:00まで
駐車場料金通常 30分200円、繁忙日 1,000円/回
地図

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斎王桜
斎王桜
さいおうざくら

一の鳥居をくぐってすぐ右手に見える、優美なしだれ桜が「斎王桜」です。その名は、かつてこの地に生えていた桜を斎王が愛でたと伝えられていることに由来します。どの時代の斎王であったかは定かではありませんが、斎王という制度は飛鳥・奈良時代から鎌倉時代にかけて、約660年にわたって続いたとされており、少なくとも鎌倉時代には存在していたことが記録に残っています。

御所桜
ごしょざくら

斎王桜のすぐそばに寄り添うように植えられているのは、樹齢150年を超える見事なしだれ桜です。白い花を咲かせるのが特徴で、斎王桜よりもおよそ一週間ほど早く開花します。この桜には、幕末の歴史にまつわる由緒があります。皇女和宮が徳川家茂のもとへと降嫁する際、社家・蒋池青山(こもいけ せいざん)がその道中に同行しました。無事に江戸から戻ったことを喜んだ孝明天皇により、この桜は京都御所から上賀茂神社へと下賜されたものと伝えられています。

風流桜
風流桜
ふりゅうざくら

二の鳥居の傍らに佇む一樹の桜。その風情ある姿は「風流桜」と呼ばれ、この名は、毎年五月に行われる葵祭に由来します。祭の際には、この桜の近くに風流傘や花傘が並べられます。そのことから、いつしか「風流桜」と称されるようになったと伝えられています。

みあれ桜(御阿礼桜)
みあれ桜(御阿礼桜)
みあれざくら

御阿礼桜の名は、毎年五月十二日に執り行われる「御阿礼神事(みあれしんじ)」に由来するものです。神迎えの神事として知られるこの祭礼では、神職たちが厳かにこの桜の下を通って神幸されることから、この桜に御阿礼桜という名が付けられたと伝えられています。

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[1] 匿名さん さん 投稿日: 2025-04-18 23:19:12

上賀茂神社は毎年行きます!
だけど今年の桜はタイミングがつかめず、天気もあるけどあまり綺麗に撮れませんでした
( i _ i )
ここの写真を見て癒されています!笑