上賀茂神社 御棚会神事
かみがもじんじゃ みたなえしんじ
上賀茂神社で、毎年1月14日に行われる神事です。かつて神社の領地であった賀茂六郷から、各郷が一台ずつの御棚に私饌や魚類の神饌を盛って、お供えしたことに由来しています。現在も古来の儀式の形を受け継ぎながら、神社で調製された一台の御棚が献上され、厳かに執り行われています。
平安時代に朝廷が山城国愛宕郡の4郷を上賀茂神社に寄進したことから始まったとされています。祭典を行うための費用である「御結鎮銭(みけちせん)」を各郷から徴収し、その資金で海川山野のさまざまな品を調達し、各郷の御棚に神饌を盛り、並べて献じたといわれています。
正式名称 | 御棚会神事 |
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日時 | 1月14日 14:00~ |
場所 | 〒603-8047京都府京都市北区上賀茂本山339 |
問い合わせ | 075-781-0011 |
地図 | |
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上賀茂神社 御棚会神事の見どころ
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14時前には、立砂の前に御棚を持った方々が集まります。
玉橋を越えて本殿へ進みます。
本殿神事
ほんでんしんじ
本殿で御棚からお供え物が取り出され、神前に献上されます。
木には、キジや「瓶子(へいし)」と呼ばれる壺が取り付けられています。その壺の中には酒が入っています。
御棚
みたな
一畳ほどの大きさの二段の白木の棚です。御棚には魚や野菜などが納められています。
上賀茂神社 御棚会神事の歴史年表
1018年 (寛仁2年) | 11月25日、朝廷が山城国愛宕郡の4郷を上賀茂神社に寄進した時から始まる。 |
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