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上賀茂神社 紀元祭

かみがもじんじゃ きげんさい

紀元祭は、毎年2月11日に上賀茂神社で執り行われる神事で、初代天皇である神武天皇の即位を祝うものです。当日は本殿の扉が開かれ、神饌が供えられ、神武天皇の建国の偉業を称えるとともに、皇室の繁栄、国家の安寧、国民の平和が祈願されます。また、この日には蹴鞠や剣道、空手などの奉納が行われます。

正式名称紀元祭
日時1月16日 10:00~
場所〒603-8047京都府京都市北区上賀茂本山339
問い合わせ075-781-0011
地図

上賀茂神社 紀元祭の見どころ

剣道奉納
けんどうほうのう

空手奉納
からてほうのう

 
 

神職の方々と蹴鞠保存会の方々が、本殿で神事を行うために玉橋を進みます。

 
 

本殿での神事が終わると、一同は橋殿で一礼し、細殿前に設けられた鞠庭へと向かいます。

解鞠
ときまり

神職の方から目代に、松の木に挟まれた「枝鞠(えだまり)」が渡されます。目代はそれを解役(ときやく)に手渡し、解役は鞠庭で枝から鞠を解いて設置します。

蹴鞠奉納
けまりほうのう

はじめに「小鞠(こまり)」と呼ばれる試し蹴りを行い、鞠の感触を確かめます。その後、8人で蹴鞠が行われます。蹴鞠では、相手が受け取りやすいように打ち返すことを心がけ、一回で返すよりも「一段三足(いちだんさんそく)」で返すことが「良し」とされています。つまり、鞠が自分のところに来た際には、「受取鞠(うけとるまり)」、「手分の鞠(てぶんのまり)」、「渡す鞠(わたすまり)」の3度、鞠を蹴って相手に渡すという意味です。

目次

  • 見どころ
  • 歴史
  • 年間行事
  • 周辺情報