初午大祭

はつうまたいさい

初午大祭

伏見稲荷大社の初午大祭は、毎年2月の最初の午の日、いわゆる「初午の日」に執り行われる神事です。無病息災や商売繁盛を願って多くの人々が参拝に訪れ、「初午詣り」や「福詣り」とも呼ばれ、古くから親しまれてきました。また境内では、杉の枝を用いた縁起物「しるしの杉」が授与され、参拝の証として多くの人が受け求めます。

その起源は、711年(和銅4年)2月、最初の午の日にさかのぼります。伏見稲荷大社の神が鎮まる神体山・稲荷山の三ヶ峰に、祭神である稲荷大明神が祀られたと伝えられています。この由緒にちなみ、現在も毎年初午の日には、ご神徳に感謝し祭が行われています。

正式名称初午大祭
日時2月初午の日 8:00(2026年の初午は2月1日)
場所伏見稲荷大社:〒612-0882 京都府京都市伏見区深草藪之内町68
観覧無料
問い合わせ075-641-7331
地図

初午大祭の見どころ


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伏見稲荷大社初午大祭の神楽舞
神楽舞
かぐらまい

本殿では厳かな神事が執り行われ、途中には神楽女(かぐらめ)による神楽舞が奉納されます。

伏見稲荷大社初午大祭の青山飾り
青山飾り
おおやまかざり

初午に先立つ辰の日には、稲荷山の杉や椎の枝で作られた「青山飾り」が用意され、本殿をはじめとする摂社・末社の柱に飾り付けられます。

伏見稲荷大社初午大祭の験の杉
験の杉
しるしのすぎ

杉の枝を用いた縁起物で、商売繁盛や家内安全を願う御符として、一体1,000円で授与されています。

伏見稲荷大社初午大祭当日の外拝殿
外拝殿
げはいでん

外拝殿には、全国各地から奉納された日本酒をはじめ、野菜や果物などが並べられています。

参考

伏見稲荷大社公式ウェブサイト、日本の古社 伏見稲荷大社

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