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龍安寺の石庭

りょうあんじのせきてい

龍安寺の石庭は、通称「虎の子渡しの庭」や「七五三の庭)と呼ばれる枯山水の石庭です。国の史跡および特別名勝に指定されています。白川砂という白砂の上に15個の石が配置されています。白砂は海を、石は島を、苔は松林を表しているといわれています。作者や作庭された年代については不明です。1975年(昭和50年)にエリザベス女王夫妻が拝観し、絶賛されたと伝えられています。


石庭
せきてい

縦約10メートル、横約25メートルの長方形の平地に白砂が敷かれ、その上に大小15個の石が配置されています。どの角度から見ても一度に全ての石を観察することはできません。15個の石が見え隠れする配置は、見えない石が未知の可能性を象徴しているともいわれています。

油土塀
あぶらどべい

庭の南側と西側を囲っています。強度や防水性を出すために菜種油やもち米のとぎ汁を入れて練った土で出来ています。

石庭の石①
せきていのいし①

一番東側に配置されているのは、5つの石です。中央の主石はチャートで、その左側には緑色片岩が、右側には再びチャートが配置されています。

石庭の石②
せきていのいし②

2つの石が配置されています。左側は緑色片岩で、右側は細粒花崗岩(かこうがん)です。

石庭の石③
せきていのいし③

3つの石が配置されています。左が緑色片岩、右手前が緑色片岩、右後が変斑糲岩(へんはんれいがん)です。

石庭の石④
せきていのいし④

2つの石が配置されています。左がチャート、右が珪質頁岩です。

石庭の石⑤
せきていのいし⑤

3つの石が配置されています。中央の主石はチャートで、左右が緑色片岩です。