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廬山寺 節分会 追儺式鬼法楽

ろざんじせつぶんえついなしきおにほうらく

廬山寺を開基した元三大師(がんざんだいし)が修法中に邪魔をした3匹の鬼を法力で退治したという故事にちなんで行われる節分会です。この日には、元三大師が鬼を退治したとされる「独鈷・三鈷(どっこ・さんこ)」や、大師が宮中で使用したと伝わる「降魔面(ごうまめん)」が特別に公開されます。


正式名称節分会 追儺式鬼法楽(せつぶんえ ついなしきおにほうらく)
日時2月3日 15:00
場所〒602-0852 京都府京都市上京区北之辺町397
問い合わせ075-231-0355
地図

廬山寺 節分会 追儺式鬼法楽の見どころ

護摩供
ごまく

厄除け開運、福寿増長の護摩供の修法が行われます。

鬼法楽(鬼おどり)
おにほうらく(おにおどり)

15時頃、太鼓と法螺貝の音が響き渡り、その合図とともに、松明と宝剣を持つ赤鬼、大斧を持つ青鬼、大槌を持つ黒鬼が元三大師堂の前に設けられた特設舞台で、特有の足拍子に合わせて踊りながら動き回ります。その後、3匹の鬼たちは堂内に入っていきます。各鬼は「貪欲」、「憎悪」、「愚痴、を象徴しています。

邪気払いの法弓
じゃきばらいのほうきゅう

追儺師(ついなし)が登場し、東西南北と真上に向かって矢が放ちます。

福餅・蓬莱豆撒き
ふくもち・ほうらいまめまき

16時頃、蓬莱師、福娘、年男、寺侍が「鬼は外、福は内」の掛け声のもとで、福餅・蓬莱豆撒きが行われます。福餅には「福」と書かれたものが中にいくつか入っており、手に入れると破魔矢(はまや)がもらえます。福餅は食べると開運出世出来るといわれています。また、蓬莱豆は紅白の2色で、大豆の周りを砂糖で固めています。紅白一粒ずつ食べると寿命が延びるとされています。

古札焼き
ふるふだやき

17時頃から、古いお札を火炉で焚き上げます。

鬼のお加持
おにのおかじ

14時半頃~45分頃、そして16時半頃(鬼おどり終了時)に、邪気払いされた鬼が剣と松明を使って身体の不調な部分を加持し、病気の平癒と身体の健全を祈願します。自分の体の不調な部分をリクエストすると、鬼がその部分を撫でてくれます。

降魔面
ごうまめん

元三大師が鬼を退治する際に使用したとされる「降魔面」です。節分の時だけに特別に公開されます。

独鈷・三鈷
どっこ・さんこ

元三大師が鬼を退治するために使用したとされる法具です。節分の時だけに特別に公開されます。

目次

  • 廬山寺の見どころ
  • 廬山寺の歴史
  • 廬山寺の年間行事
  • 廬山寺の周辺情報