二条城の桜

にじょうじょうのさくら

二条城の桜

二条城では、毎年3月下旬から4月上旬にかけて桜が見頃を迎えます。城内には約50品種・およそ300本の桜が植えられており、春の訪れとともに多彩な花々が咲き誇ります。特に、「桜の園」や「本丸西側」、そして「清流園」といったエリアでは、美しく咲く桜をゆったりと楽しむことができます。また、桜の開花時期にあわせて、夜間にはライトアップが行われ、昼とはひと味違った幻想的な風景を演出します。

現在城内で見ることのできる桜の多くは、1955年(昭和30年)代後半から1965年(昭和40年)代前半にかけてにかけて植樹されたものです。長い年月を経て育まれてきた桜の木々が、歴史ある城郭の風情に彩りを添えています。

正式名称元離宮二条城
所在地〒604-8301 京都府京都市中京区二条城町541
問い合わせ075-841-0096
参拝時間8:45~17:00
桜の見頃3月下旬~4月上旬
参拝料金一般800円、中学生400円、小学生300円
アクセス京都市バス「二条城前」(9、12、50、67系統)下車すぐ
京都市営地下鉄 東西線「二条城前」下車すぐ
駐車場第1駐車場(二条城東側)入庫8:15~16:00(出庫18:00まで)120台※3月~6月及び9月~11月は54台
第3駐車場(二条城南側)入庫8:15~16:00(出庫18:00まで)20台
駐車場料金第1駐車場(二条城東側)40分毎に600円(当日最大1,800円)※3月10日~4月10日及び11月中は40分毎に700円(当日最大2,800円)
第3駐車場(二条城南側)2時間まで1,000円、以降1時間毎200円
地図

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二条城唐門と桜
二条城唐門と桜
にじょうじょうからもんのさくら

唐門と、里桜「御所御車返し(ごしょみくるまがえし)」です。「御所御車返し」は、もともと京都御所にあった品種で、かつて後水尾天皇が、この桜のあまりの美しさに御車(おくるま)を引き返されたという逸話から、その名がつけられました。なお、2025年には数本の枝が剪定されている様子が見受けられましたが、それでもなお、気品ある姿で春の城内を彩っています。

二の丸庭園の桜
二の丸庭園の桜
にじょうじょうからもんのさくら

二の丸庭園に咲く里桜「御所御車返し」です。この周辺では、この木のみが静かに、凛とした佇まいで春の庭園を彩っています。

桜の園
桜の園

桜の園では、里桜をはじめ、ソメイヨシノやしだれ桜など、さまざまな品種の桜を楽しむことができます。

本丸西側のしだれ桜
本丸西側のしだれ桜

本丸西側には、八重紅枝垂れ桜を中心としたしだれ桜が多く植えられており、華やかな景観を楽しむことができます。

清流園の香雲亭と桜
清流園の香雲亭と桜
せいりゅうえんのこううんていとさくら

清流園に佇む香雲亭のそばには、里桜「仙台屋(せんだいや)」が可憐に咲いています。この桜は、高知県高知市内にあった「仙台屋」という店の庭に植えられていたことからその名が付けられました。植物学者・牧野富太郎(まきの とみたろう)によって命名された品種です。

清流園の桜
清流園の桜
せいりゅうえんのさくら

こちらは、清流園で茶会が催されていた際の桜の様子です。園内には樹高の高い桜が多く、伸びやかに枝を広げる姿が風雅な景色をつくり出しています。

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