宝厳院

ほうごんいん

宝厳院

宝厳院は天龍寺の塔頭寺院で、通常は非公開ですが、春と秋に特別公開されます。嵐山を借景とした枯山水庭園「獅子吼の庭(ししくのにわ)」が有名で、特に秋の紅葉シーズンには多くの観光客で賑わいます。

1461年(寛正2年)、室町幕府の管領であった細川頼之(ほそかわ よりゆき)の財によって、聖仲永光(しょうちゅう ようこう)を開山に迎えて創建されました。当初は上京区禅昌院町にありましたが、長い歴史の中で本堂を失うなどの変遷を経て、2002年に現在の場所で再興されました。

正式名称大亀山 宝厳院(だいきざん ほうごんいん)
山号大亀山
宗派臨済宗天龍寺派
本尊十一面観音菩薩
所在地〒616-8385 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町36
問い合わせ075-861-0091
拝観時期春夏に特別公開される
見学時間の目安30分
参拝順路特に決まっていません
アクセス嵐電「嵐山駅」下車徒歩9分、阪急「嵐山駅」下車徒歩16分、JR「嵯峨嵐山駅」下車徒歩17分、京都市バス「嵐山天龍寺前」(11、28、85、93系統)下車徒歩約9分、京都バス「嵐山天龍寺前」(62、72、92、94系統)下車徒歩9分
駐車場あり(天龍寺駐車場100台)
駐車場料金乗用車1回1,000円
ご利益-
地図

宝厳院の見どころ

宝厳院の見どころのひとつは、嵐山を背景に広がる獅子吼の庭です。この枯山水庭園は、約12,000㎡の広大な敷地に苔が美しく覆われ、「獅子岩」と呼ばれる巨石や庭園内を流れる川、鳥のさえずりなど、季節を問わず四季折々の自然を感じられます。特に秋の紅葉シーズンには、獅子吼の庭をはじめ、境内全体が色とりどりの紅葉に包まれ、嵐山でも人気の紅葉スポットとなっています。是非秋のシーズンに訪れてみてください。


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宝厳院の嵐山羅漢
嵐山羅漢
あらしやまらかん

羅漢とは、阿羅漢(あらかん)の略語で、尊敬されるに値する人や聖人を指します。

宝厳院の山門
山門
さんもん

宝厳院の山門は、趣深い茅葺き屋根の門です。

宝厳院の本堂
本堂
ほんどう

本尊として十一面観世音菩薩を祀り、脇仏として三十三体の観世音菩薩を安置しています。また、足利尊氏(あしかが たかうじ)が信仰したと伝わる地蔵菩薩像も祀られています。さらに、現代画家の田村能里子(たむら のりこ)氏による障壁画「風河燦燦 三三自在(ふうがさんさん さんさんじざい)」があり、五十八面に及ぶ壮大な作品となっています。

書院
しょいん

書院は、1919年(大正8年)に建てられました。

宝厳院の獅子吼の庭
獅子吼の庭
ししくのにわ

策彦周良(さくげん しゅうりょう)によって作庭された庭園です。嵐山を借景とした枯山水庭園で、広さは約12,000㎡におよび、庭全体が苔に覆われています。「獅子吼」とは「仏が説法する」という意味で、庭の中央には「獅子岩」と呼ばれる巨石が配置されています。

宝厳院の獅子岩
獅子岩
ししいわ

獅子の姿のような巨大な岩です。ちなみに、頭にあたる部分は写真の右側に位置しています。

宝厳院の豊丸垣(蓑垣)
豊丸垣(蓑垣)
ほうがんがき(みのがき)

竹の小枝を下向きに重ねて作られた垣です。「豊丸」という名前は、茶人に由来しています。その形状が稲藁などを編んで作られた伝統的な雨具である蓑に似ていることから、「蓑垣」とも呼ばれています。

宝厳院の宝厳院垣
宝厳院垣
ほうごんいんがき

豊丸垣の耐久力を高めるために、上部に屋根を付けたものです。

宝厳院の茶席「青嶂軒」
茶席「青嶂軒」
ちゃせき「せいしょうけん」

茶席「青嶂軒」は、大正時代に建てられたものです。

宝厳院の無畏庵
無畏庵
むいあん

無畏庵です。特別拝観期間中には、こちらで抹茶と茶菓子を楽しむことができます。

宝厳院の無礙光堂
無礙光堂
むげこうどう

無礙光堂です。永代供養堂とも呼ばれています。

宝厳院の歴史年表

1461年
(寛正2年)
細川頼之(ほそかわ よりゆき)の財をもって、聖仲永光(しょうちゅうようこう)を開山に迎え創建した。
1919年
(大正8年)
書院が建立された。
2002年
(平成14年)
現在地に移転、再興。

参考

宝厳院公式ウェブサイト、京都・山城 寺院神社大辞典、別冊旅の手帖 京の冬の旅(平成16年12月30日発行)、別冊旅の手帖 京の冬の旅(平成20年12月27日発行)

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