平安神宮の桜
へいあんじんぐうのさくら

平安神宮の桜の見頃は、例年4月上旬から中旬頃です。広々とした境内には、約20種・300本ほどの桜が植えられており、その多くがしだれ桜です。とりわけ、神苑に足を踏み入れてすぐの場所に咲く「八重紅枝垂れ桜」は、平安神宮を代表する名桜として知られています。この桜は、文豪・谷崎潤一郎の小説『細雪』にも登場し、その美しさが文学作品の中でも語られるほど。また、桜の季節には夜間のライトアップも実施され、昼とは異なる幻想的な光景をご覧いただけます。
正式名称 | 平安神宮 |
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所在地 | 〒606-8341 京都府京都市左京区岡崎西天王町97 |
問い合わせ | 075-761-0221 |
参拝時間 | 6:00~17:00 |
桜の見頃 | 4月上旬~中旬 |
参拝料金 | 境内は無料ですが、神苑は有料(大人600円、小人300円) |
アクセス | 京都市バス「岡崎公園 美術館・平安神宮前」(5、46、86、EX100、105系統)下車 徒歩約5分 京都市営地下鉄「東山駅」下車 徒歩約7分 京阪「神宮丸太町駅」下車 4番出口 徒歩約16分 |
駐車場 | なし |
駐車場料金 | - |
地図 | |
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桜と大鳥居
さくらとおおとりい
2002年8月21日に国の登録有形文化財に指定された朱塗りの大鳥居と、淡いピンクの桜が織りなす風景は、春の平安神宮を象徴する美しい光景のひとつです。

桜と蒼龍楼
さくらとそうりゅうろう
桜の薄紅と、大極殿の東側に位置する蒼龍楼とのコントラストは、平安神宮ならではの美しい情景を生み出しています。写真に写っているのは、大極殿から蒼龍楼へと続く歩廊です。

里帰りの桜
さとがえりのさくら
神苑の入口近くに咲く紅枝垂れ桜は、由緒ある歴史を今に伝えています。この桜は、1895年(明治28年)、当時の仙台市長・遠藤庸治(えんどう ようじ)によって寄贈されたもので、もともとは公家・近衛家の糸桜に由来しています。かつて津軽藩主がこの桜を持ち帰って育てていたものが、再び京都の地に植えられたことから、「里帰りの桜」とも呼ばれています。その優雅な姿は、谷崎潤一郎の名作『細雪』にも登場し、多くの人々の記憶に残る存在となっています。

桜と尚美館
さくらとしょうびかん
栖鳳池のほとりに建つ尚美館は、もともと京都御所にあった京都博覧会の中堂を移築した建物です。歴史ある建築が静かにたたずむ池の周囲には桜が植えられ、春には水面に映る花の姿がひときわ美しい景観を生み出します。

桜と泰平閣
さくらとたいへいかく
こちらの建物も、かつて京都御所で開催された京都博覧会の際に使用されていたもので、後に移築されたものです。周囲にはしだれ桜が優雅に咲き誇り、歴史ある建物と見事に調和した、美しい景観をつくり出しています。
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