大報恩寺(千本釈迦堂)のおかめ桜
だいほうおんじ(せんぼんしゃかどう)のおかめざくら

大報恩寺(千本釈迦堂)のおかめ桜は、例年4月上旬頃に見頃を迎えます。早咲きのしだれ桜で、その名は大報恩寺の本堂を造営した大工の棟梁・長井高次の妻「阿亀(おかめ)」に由来します。満開になると、しなやかに垂れ下がった枝が地面に届きそうなほど伸び、美しい景観を生み出します。
おかめの伝説
大報恩寺(千本釈迦堂)の本堂造営の際、大工の棟梁・高次は、誤って柱を短く切ってしまいました。困惑する高次に、妻の阿亀は「装飾(斗栱)を施せばよいのでは」と助言します。この発想により美しい骨組みが完成しましたが、阿亀は自身の助言が夫の名声を損なうことを案じ、自ら命を絶ちます。悲しんだ高次は、上棟式で阿亀の名に因んだ福面を飾り、冥福を祈りました。その後、才知に富んだ阿亀を偲び、境内に「おかめ塚」が建立されました。
正式名称 | 瑞応山 大報恩寺(ずいおうざん だいほうおんじ) |
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所在地 | 〒602-8319 京都府京都市上京区溝前町1034 |
問い合わせ | 075-461-5973 |
参拝時間 | 9:00~17:00 |
桜の見頃 | 4月上旬 |
参拝料金 | 無料 |
アクセス | 京都市バス「上七軒」(10、50、51、52、55、102、203系統)下車 徒歩約3分 嵐電「北野白梅町駅」下車 徒歩約13分 |
駐車場 | あり(25台) |
駐車場料金 | 無料 |
地図 | |
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阿亀桜
おかめざくら
阿亀桜は、本堂の前に植えられたしだれ桜で、見頃を迎えるとその枝が地面に届きそうなほど優雅に垂れ下がります。この桜の名は、大報恩寺に伝わる「おかめ伝説」に由来するものであり、桜の品種である「オカメザクラ」とは異なります。

阿亀桜とおかめ像
おかめざくらとおかめぞう
境内のおかめ像と、しだれ桜の阿亀桜が織りなす美しいコントラストが印象的です。
阿亀桜の動画
おかめざくらのどうが
阿亀桜の動画です。
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