平等院関白忌
びょうどういんかんぱくき

平等院では、毎年3月2日(旧暦2月2日)に「関白忌(かんぱくき)」が営まれます。これは、藤原頼通(ふじわらのよりみち)の命日にあたり、彼を偲ぶ法要です。2026年には、頼通の953回忌にあたります。
藤原頼通は平安時代の貴族で、1052年に平等院を建立したことで知られ、「宇治関白」とも称されました。
関白忌の法要は、平等院の象徴である鳳凰堂の内部で執り行われるため、一般の方は堂内に入ることはできません。しかし、阿字池(あじいけ)周辺からその様子を遠くからうかがうことができます。なお、法要が行われる3月2日は、鳳凰堂内部の拝観が12:30まで中止となるため、拝観を予定されている方はご注意ください。
正式名称 | 関白忌法要 |
---|---|
日時 | 毎年3月2日 11:00~12:00頃 |
場所 | 平等院鳳凰堂(阿弥陀堂):〒611-0021 京都府宇治市宇治蓮華116 |
観覧 | 無料 |
問い合わせ | 0774-21-2861 |
地図 | |
---|---|
平等院関白忌の見どころ
Scroll ▶▶

鳳凰堂へと向かう様子
ほうおうどうへとむかうようす
平等院の塔頭である最勝院(さいしょういん)から天台宗の僧が、浄土院からは浄土宗の僧が、それぞれ鳳凰堂へと向かいます。さらに、宇治近郊のさまざまな宗派の僧侶も参列し、厳かな雰囲気の中で法要が執り行われます。

関白忌法要
かんぱくきほうよう
「関白」とは、藤原頼通(ふじわら の よりみち)を指します。頼通は、藤原道長(ふじわら の みちなが)の子であり、平安時代に栄華を極めた貴族の一人です。法要は約30分にわたり執り行われます。
平等院関白忌を
実際に体験してみた感想
私がこの法要を見たのは、平等院の鳳凰堂が改修工事を終えた後でした。改修前より朱色が鮮やかで、とても美しかったのを覚えています。法要は近くでは見られませんでしたが、阿字池越しでも雰囲気はしっかり伝わってきました。鳳凰堂での法要は関白忌のときだけとのことで、貴重な体験ができたなと思います。観光客は多かったものの、法要を目的に来た人は少なかったようで、意外と落ち着いて見られました。
参考
平等院公式ウェブサイト
コメントを投稿
コメントはお気軽にどうぞ
[1] 匿名さん さん 投稿日: 2025-03-02 15:55:26
たまたま今日見ました!検索したらこのサイトが出てきて、内容がわかりました。
天気が悪かったけど、珍しいものを見れてラッキーでした。