第50回 京の夏の旅|渉成園の燕申堂を初公開で拝観してきました
投稿日: 2025年09月15日

第50回「京の夏の旅」の特別公開ってことで、9月14日に渉成園(しょうせいえん)に行ってきました。
東本願寺の飛地境内にあって、お寺からちょっと東に歩いたところにある庭園です。
今回のお目当ては、園内にある「燕申堂(えんしんどう)」っていう数寄屋風の二階建て建物。なんと今回が初めて一般公開とのこと!これは見逃せない!
ほとんど予習なしで行ったんですが、中に入ったら係の人が丁寧に説明してくれて、建物の歴史や見どころをいろいろ知ることができました。
説明によると、燕申堂はもともと東本願寺の歴代門首さんの隠居所。幕末の禁門の変、いわゆる「どんどん焼け」で一度焼けてしまって、明治23年に再建されたんだそうです。
おもしろかったのが、柱についてる燕(つばめ)の釘隠し。見える分で25個、隠れてるのも入れると37個あるらしいんですが、ぜんぶ形が違うんですよ!こういう遊び心いいですよね。拝観者のみんなで、あちこち探しながら楽しんでました。
さらに堂内には、竹内栖鳳(たけうち せいほう)の師匠・幸野楳嶺(こうの ばいれい)の障壁画とか、かつて上京区にあった出雲寺の三重塔の礎石を使った大きな手水鉢なんかもあって、思った以上に見どころ多め。
ただ…ちょっと気になったのが料金。渉成園の入園料が700円で、燕申堂に入るのにさらに500円。合計1,200円って考えると、「んー、高いなぁ」って思っちゃいました。まあ、初公開だから仕方ないのかな。