10月2日、今日は賀茂川じゃなくて鴨川を散歩
投稿日: 2025年10月02日

今日は朝から鴨川を散歩してきました。もう30度を超える日もなくなって、朝晩はすっかり涼しいですね。Tシャツも半袖から長袖に切り替えて、秋らしい空気を感じながら歩いてきました。
鴨川といえば、京都の中でも一番有名な川じゃないでしょうか。夏になると三条から五条にかけて納涼床が並んで、あの雰囲気をテレビで見たことがある人も多いはず。観光客や外国人にもよく知られていて、まさに「京都といえば鴨川」という存在です。
歴史的にもいろいろな舞台になっていて、三条河原は昔の処刑場。戦国時代には石田三成の首がさらされたり、幕末には新選組の近藤勇が江戸で処刑されたあと、首が京都に送られて三条河原にさらされたといわれています。今はのんびりした川沿いですが、そんな過去があると思うとなんだか恐ろしいですよね。
散歩していると、ランニングする人やサイクリングしている人、犬の散歩をしている人もいて、京都の人にとっても本当に身近な場所なんだなと改めて思います。
ここでちょっと豆知識。鴨川って「賀茂川」と書かれることもありますよね。実は北山から流れ出た水流が集まって「賀茂川」になり、下鴨神社の南で高野川と合流すると「鴨川」になるんです。同じ川でも場所によって呼び方が変わるのは面白いですね。
昔は氾濫を繰り返す暴れ川でもあって、白河上皇が「鴨川の水は思い通りにならない」と嘆いた話も残っています。昭和の中頃まで大きな氾濫があって、ひとたび川があふれると大変な被害が出たそうです。
そんな歴史を思いながら歩くと、普段見慣れている鴨川もちょっと違った景色に見えてきます。秋の散歩にぴったりの場所でした。