今日10月1日は、朝から電車を乗り継いで伏見まで足を延ばしてきました。昨日のブログにも書きましたが、この時期に萩で知られる場所へ行ってみたんです。向かったのは、京阪の丹波橋駅からすぐのところにある勝念寺(しょうねんじ)。

勝念寺では、萩の咲く季節になると「萩振る舞い」と題して、境内を開放してくださいます。境内に入ると、一面に咲き誇る萩。まさに「咲き乱れる」という表現がぴったりで、見事な光景でした。

さらに境内には、「かましきさん」と呼ばれる釜敷地蔵が安置されています。織田信長から賜ったと伝わる仏像で、地獄で釜茹の責めに苦しむ人々の代わりに、自ら釜の中で苦を受ける身代わり地蔵なのだそうです。萩の花だけでなく、こうした歴史的なエピソードに触れられるのもこのお寺の魅力ですね。

勝念寺のホームページによると、萩は午前10時頃に花が開き、午後のほうがより華やかに見えるそうです。私は9時半ごろに訪れたので、少し早かったかもしれませんが、それでも十分に見応えがありました。しかも、訪れたときは境内に誰もおらず、静かに萩を楽しむことができました。午後からはもう少し賑わっていたかもしれません。

散っている花もありましたが、まだ1週間ほどは見頃が続きそうです。勝念寺の「萩振る舞い」は萩の季節だけの特別な催し。気になる方は、ぜひ早めに訪れてみてはいかがでしょうか。