9月20日の夜、散歩の目的地に世界遺産・二条城を選びました。私は「1日最低5000歩歩く」という日課を続けていて、毎日どこかしらへ散歩に出かけています。ちなみに「目的地に着いてからが散歩の始まり」というマイルールを設けているので、そこへ行くまでの移動手段は自由です。

さて、「二条城を散歩」といっても、夜9時ともなれば当然中には入れません。ではどこを歩くのかというと、外周をぐるりと巡るのです。早朝や夜に訪れたことがある方ならご存じかと思いますが、二条城の外周はランナーに人気のコース。マラソンやウォーキングをする人が多く、意外と外国人ランナーの姿も見かけます。そうした意味でも、二条城は市民に親しまれているスポットなんですね。

外周はおよそ2キロ。江戸城ほどの規模ではありませんが、十分に歩きごたえがあります。2周すればちょうど5000歩に届くので、私の目標にもぴったりです。ちなみに、二条城は徳川家康が征夷大将軍の宣下を受けるために築かれた場所で、その際には町屋50軒ほどが立ち退きを迫られたと伝えられています。

夜の二条城といえば、イベント時の特別ライトアップが有名ですが、普段の夜も大通りに面した東大手門や東南隅櫓が照らされており、なかなか見ごたえがあります。しばらくの間はウクライナの平和を祈って青と黄色にライトアップされていましたが、この日は通常の白いライトに戻っていました。イベント時には赤や黄色になることもあり、夜ごとに少し違った表情を見せてくれるのも魅力です。

二条城は日中は夕方で閉門してしまいますが、外周なら夜でも楽しめます。歴史ある城郭を眺めながらの夜散歩、なかなかおすすめですよ。