2025年9月・梨木神社「萩まつり」に行ってきました
投稿日: 2025年09月27日

9月27日、朝から秋晴れでとても過ごしやすい一日でした。今日は梨木神社で「萩まつり」が行われるということで、散歩がてら出かけてきました。
梨木神社は京都御所の東にあり、すぐ南には源氏物語ゆかりのお寺「廬山寺」があります。萩の名所として知られ、「萩の宮」とも呼ばれています。毎年、萩の咲く時期にあわせて3日間にわたり「萩まつり」が開催され、さまざまな奉納行事が行われます。ちなみに萩はまだ咲き始めで、見頃は10月に入ってからになりそうです。
27日の今日は、11時から上方舞の奉納がありました。昨年は雨で行けませんでしたが、今年は見事な秋晴れに恵まれ、ようやく訪れることができました。日頃は静かで落ち着いた雰囲気の梨木神社も、萩まつりの日は多くの参拝客で賑わいます。
そんな中で最初に行われたのは、琴と胡弓(こきゅう)の演奏。琴はこれまでにも何度も見てきましたが、胡弓は今回が初めてでした。演奏中は楽器名もわからなかったのですが、後で調べて胡弓という和楽器だと知りました。長い弓で弦をこすって奏でる、日本独自の楽器なのだそうです。見た目は三味線に似ていますが、奏法は異なり、音色はどこか哀愁を帯びた独特の響きでした。続いて、上方舞友の会代表・吉村桂充(よしむらけいいん)氏による上方舞の奉納や、尺八の演奏もあり、非日常的で幻想的な時間を過ごすことができました。
ちなみに午後1時からは小笠原流の弓の儀式も行われました。翌28日には京舞や居合抜刀術などの奉納も予定されているとのことでした。ご興味のある方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。